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【上映作品】
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「アジアフォーカス福岡国際映画祭 2011」で上映される作品の紹介。
■公式招待作品
マジョリティ
2010年/トルコ
主人公はイスタンブールに住む21歳の男性が主人公。
学校をドロップアウトし、両親と同居、父親の経営する会社を手伝っているが無為に暮らしている。トルコで増加する中間層に属する若者を描いた本作品。
ナデルとシミン(原題)
2011年/イラン
テヘランに住むNader とSimin夫婦には11歳の娘Termehがいる。Siminは夫と娘とともにイランを出国したいと考えているが、同居しているアルツハイマーの父親を心配しNaderは迷っている。すでに出国に必要な手続きを終えたSiminはそれを拒否したNaderとの離婚を決意するが・・・。
「ベルリン国際映画祭2011」の最高賞である、金熊賞を受賞した作品。
ゲシェル〜ぎりぎり日記
2010年/イラン
オンボロタクシーの運転手Jahan、石油コンビナートの工事現場で働くGohobad、トイレのパイプ詰まり専門掃除夫のNezam。彼らは皆海辺で暮らしている。
イランの貧しい最下層の人々の現実と、ささやかな幸せを描いた作品。
カシミールの秋
2010年/インド
1947年に始まったインドとパキスタンの戦争は、いったんは停戦したが、その後何度も繰り返すこととなり、未だに不安定な情勢が続いている。この映画は、そんなカシミール地方の厳しい現実を、紛争で兄を失い悩み苦しむ主人公とその家族をリアルに描き出す。
妻は、はるか日本に
2010年/インド
ベンガル地方の田舎町に住むSenehamoyは、ふとしたきっかけで日本人の女性Miyageとペンフレンドになり、拙い英語を使いながら、徐々に互いを深く知るようになる。
インドと日本の間で交わされる、優しくほほえましい恋文の交換で綴られるプラトニックな恋愛物語。
僕はジダン
2007年/インド
ゾロアスター教の信者の注目と、たくさんの寄付金を集める成功者である父親と、ご近所に住む最大のライバルプレスワーラーとの大人の宗教戦争に巻き込まれる子どもたち。
宗教の違いによって争う大人の世界の滑稽さを、子どもの視点から描いた風刺喜劇。
恋するリトルコメディアン
2010年/タイ
由緒正しいタイ王国宮廷道化師の家系に生まれながら、一家では落ちこぼれのTock少年。だが、跡継ぎとしての義務感や家族の愛と期待を背負い、プレッシャーを感じながらも、精いっぱい努力する少年の日常が鮮やかに描かれている。
少年の心の機微を、笑いと感動いっぱいに描いたハートフルなコメディ映画。
レッド・イーグル
2010年/タイ
2016年、バンコクは無秩序と犯罪の横行する腐敗した首都となっている。堕落した政治家とギャングの支配するこの国で、絶望感の中から現れたヒーロー、レッド・イーグルは次々と組織の人間を処刑していく。
1956年に発行されたベストセラー小説を、ウイシット監督が幼い頃の憧れのヒーローをよみがえらせた。基本的な設定を生かしつつも、より現代のヒーローらしく細部にこだわった作品。
タンロンの歌姫
2010年/ベトナム
舞台は18世紀末。黎(レー)朝統治下のベトナム。首都タンロン(現ハノイ)の音楽学校に入学した主人公の少女CAM。
長い修行ののち、遂に彼女は宮廷楽団への入団がゆるされた夜、兵乱が勃発。命からがら都を逃げだしたCAMは、同じように逃げてきた若手官僚TO NHUと偶然出会う。
戦乱の時代のベトナムを背景に、優れた腕を持ちながら時代の流れに翻弄されていく楽師と、読書人として国を憂える若き官僚の恋を描いた作品。
すばらしき大世界
2010年/シンガポール
シンガポール初の三大アミューズメント・パークの一つ「大世界」の近くにある「明珠写真館」。
23歳の孫娘のAh Minは、女主人である亡くなった祖母の遺品を整理するうちに、往年のお客さんが忘れてしまった写真に魅かれ、写真の人物を探し出して、写真を渡す旅に出ようと考える。
1940年代の古き良き時代を描いた作品。
趙夫人の地獄鍋
2011年/マレーシア
マレーシアに名の知れた家族経営の土鍋カレー専門店の店主は母親と三人の娘。
いつも母親に暴力を振っていた父親に怒りが爆発した長女の詩詩が包丁で父親の背中を刺す。積りに積った恨みから母親も包丁で何回も刺し、殺してしまう。この事件をきっかけに男たちに脅迫され、男不信に陥っていく三姉妹はやがて、とんでもない方向に向かってしまう何とも怖い背筋の凍るホラー。
車の影に
2009年/フィリピン
16番埠頭のトラックの車体の下に娘のサラと住んでいるノーラ。夫のランドはトラックの運転手で、貨物を地方から地方へと運んでいる。彼らは警備員につかまらないように、毎日、一つのトラックから別のトラックへとあわただしく移動する。
ある悲劇が全てを変えてしまうまで、我々はノーラの変化のない生活を追っていく。子どもの幸福のために母親はどこまで行くことができるのか。
鋼のピアノ
2010年/中国
中国東北にある小さい町が舞台。
リストラされた製鋼工場の労働者チェンは、同じ境遇の仲間たちとバンドを組み演奏して得た収入で生計を立てていた。チェンの妻は小学生の娘を残し駆け落ちするが、残されたチェンは貧しいながら、愛娘と二人の生活を楽しんでいた。最下層の人々が厳しい環境に置かれても懸命に生きていく姿を忠実に描くことで、親子の関係を改めて問いかけるドラマ。
遠い帰郷
2011年/中国
中国経済の急成長に、出稼ぎ労働者の支えはなくてはならない。農村部の若者が田舎を離れ、豊かな生活を夢見て都会へ出かける。このような出稼ぎの若者の人間模様を描いた作品。
台湾出身の監督の摎E星氏は、本作品で「第14回上海国際映画祭アジア新人賞」の最優秀監督賞を獲得した。
陽に灼けた道
2010年/中国
まもなく花婿になるNyima。
自ら起こした不慮の事故により、自責の念に深くとらわれるNyimaは、故郷と恋人を後に残しラサに向かって巡礼の旅に出る。その途中出会った、残された人生への期待をなくし、空虚さととまどいを感じている一人の老人。
長い旅路で、老人の辛抱強く親切な諭しと、分別ある言葉は若者の態度を徐々に変えてゆく。
冬休みの情景
2010年/中国
舞台は中国の北部、内モンゴルのある町。冬休み最後の日の少年たち、その家族、ガールフレンドなどのごく平凡な一日が描かれている。
映画はゆっくりしたリズムで動きも会話も極端に少なく、一つのシーンが長く続く。
監督の李紅旗氏はこの映画で2010年スイスのロカルノ映画祭で最高賞の金豹賞を勝ち取った。
ピノイ・サンデー
2009年/
台湾・日本・フィリピン・フランス
台北には毎年たくさんの外国人労働者が訪れる。
この物語の主人公は、そんなフィリピンから出稼ぎにきた男達「ピノイ」。彼らは集団で鶏小屋のような寮に詰め込まれて生活し、工場などの単純労働に携わっている。
そんな中の一人、マヌエルの前にあこがれのソファーが現れた。
このチャンスを逃す手はないと考えたマヌエルは、気乗りしないダドを道連れにソファーに乗った旅に出る。
台北カフェ・ストーリー
2010年/台湾
OLからカフェのオーナーに転身したドゥアルと妹のチャンアル。しかし肝心のお客さんが一向に入ってこない。そこで考え付いたのが「物々交換」。客に色んな品を持ち寄ってもらい、店に置いてある物と交換するというのだ。
台北に実在する珈琲館を舞台にした心あたたまる美しい映画。
浄土アニャン
2010年/韓国
ソウル近郊の中堅都市、安養(アニャン)に関する様々なドキュメンタリーを製作する監督とスタッフたちを主人公とするドキュメンタリー。
高麗時代、約1000年前にあった寺院、安養寺の発掘・保存について。「安養」の名称がいつから使われるようになったかなど疑問は次々に起こってくる。
凍てつく夜に
2010年/韓国
主人公は3人の男子高校生、ギテ、ドンユン、ヒジュン=ベッキー。彼らはいつもつるんでいる親友同士。
人と関わりたい、相手を傷つけてまでも。友情の微妙なズレが、抜き差しならない関係へと暴走する。そんな青春の鬱屈を描いた作品。
甘さも救いもない青春…そのガラス細工のようなもろさは息苦しく、観客の胸に突き刺さる。
歓待
2010年/日本
小林家は下町で印刷業を行うごく普通の家族。
その小林家に、ある日ひげ面のよそ者・加川がやってくる。当初頼りになる助っ人であった彼だが、だんだんとその化けの皮がはがれ、平穏な小林家の日常は、一気に非日常的不条理空間へと落ち込んでゆく。
社会とは、日本人とは、家族とは、私とは、人とは何か?といった根源的命題を突きつけられる作品。
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